Microsoft Edge 開発側から見た 2015 年の振り返り + Microsoft Edge Web Summit 2016
今回の参照元
blogs.windows.com
長いのでかなり抜粋
Internet Explorer 1.0 から20周年で新しいブラウザ Microsoft Edge を作成。
わずか5か月で デスクトップ、ラップトップ、タブレット、Windows Phone、Xbox One で動くブラウザを提供し、2億台以上のデバイスで動くことなった。
2014年に Windows 10 用の新しいエンジンを考え、セキュリティの向上、最新の Web 技術のインターオペラビリティ(相互運用性:他のブラウザでも動く機能?)と信頼性のある下位互換性をもたせようとした。
その年の後半に EdgeHTML の最初のプレビュー。
従来のドキュメントモードの廃止や ActiveX のような固有技術のサポートを終了し、相互運用可能な API を使用できるようにし最新のブラウザを目指した。
旧エンジン Trident に対して EdgeHTML が行ったこと
- API を約 1200 追加
- 約 1000 を削除
- 5,000 以上のインターオペラビリティを修正
Web 開発者が楽できるためには2つのてこ入れ
- ブラウザ間で使える機能が違うため Web 標準の仕様に合わせる
- 機能の呼び出しが異なる為、相互運用可能な API を増やす
Google Chrome 48 に対して IE 11 では API の 4076 を共有しており、
Edge では 4724。
IE 11 と比べて Edge は 16% 共有率があがっている
Apple Safari 9 に対して IE 11 では API の 3769 を共有しており、
Edge では 4157。
IE 11 と比べて Edge は 16% 共有率があがっている
Traident をフォークした後の EdgeHTML は Web 互換性が下回るも、IE 固有の機能を取り外しや、各種バグ修正を行い改善。
11月の Build 10586、EdgeHTML 13 ではさらに成長した。
新しい機能の追加を行っており、
開発の段階からの進捗状況を追跡できるプラットフォームの状態を公開している
HTML5test.com では2015年に登場した Edge だが高い位置にある
また、ES6 機能については Edge がが最も高いスコアは出している
Edge はオープンな状態で開発しており
プラットフォームの状態や User Voice で意見を募っている。
また、Web 開発者向けのドキュメントや JavaScript エンジン ChakraCore などをオープン化した
Edge の公式ブログでは変更履歴など 50 近い記事を投稿している。
Microsoft Edge Web Summit
去年と同じように build 2016 ちょっと後の 4月4日に行われる。
前回は公開されていないセッションもあったので、もしお金があったら行ってみたい。