iMac 5K, Apple における UI の失敗
Apple 製品は素晴らしいは思っているのだが、OS X の UI に関してひとつだけ問題があると思っている。
それは画面上部のメニュー。
使用している Macbook Pro 13inch は 2560 x 1600 の解像度で 44px のメニューの高さを持つ。
右下にカーソルがある場合、左側のメニュー、例えばアップルマークやファイル、編集に移動するためにはかなりのカーソル移動量がいる。
iMac 5K は 5120 x 2880 の画面解像度だがメニューの高さを同じでさらに移動量がいる。
画面の拡縮を変えると状況を改善できるが、5K の必要性が薄くなるだろう。
メニューの中の機能に割り当てられているショートカットキーを使えば良いのだが、
全ての機能に対してショートカットが割り当てられているわけではない。
5K は我慢できたとして 4K に近い写真、動画編集を左右に並べたい時、
8K の画面解像度が欲しくなる。
4K 4096x2160 の2倍近い 7680 x 4320 だが、その際もメニューの高さは 44px となってしまう。
また、8K の編集をしようとすると、Apple が 4K 編集のために 5K の解像度を選んだように 8K より高い解像度が必要で 解像度が増えるとどんどんメニューは小さくなってしまう。
ここ最近の Apple 純正アプリ自体、iOS のアプリのように、上部メニューを使用しなくてもアプリのウインドウ内のボタンだけで操作はできるが、ウインドウ内に押し込めることができる機能も限られている。
リマインダーアプリは一通りの操作はできるのだが、上部メニューにしかない機能もある。
もうひとつ問題があり、スプリットウインドを行うとメニューが隠れ、フォーカスされてかつ上にカーソルをもっていくなど操作をしないとメニューが出ない。
結論としていえることは、
上部固定のメニューは様々な画面解像度に適切かというと厳しいものがあるということ。
Windows のようにウインドウにメニューがあることが最適解と言えるわけではないが、
現状では Windows の方が良いのではないかと。
OS X に関しては UI の大幅なテコ入れが必要だと感じており、
次の WWDC で面白い変更が加わることを期待している。