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Microsoft Edge の開発者向け設定 (Windows 10 / 10 Mobile Anniversary Update)

ほぼ確定だと思われるので記事を書きました。

以前、デフォルトでオンになっていた設定の機能が標準機能となっている模様です。

 

開発者向けの設定を見る

Microsoft Edge のアドレスバーに about:flags を入力すると、
開発者向けの設定項目が表示されます。
Googole Chrome でいう chrome://flags/ と同じようなものです。

 

設定を適用する場合

ブラウザのウインドウをすべて閉じるか、
タブすべてとじたのち、
再び Microsoft Edge を起動してください。

 

内容

Windows 10

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Windows 10 Mobile

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開発者向け設定

コンテキスト メニューに "ソースの表示" と "要素の検査" を表示する

デフォルトではコンテキストメニューにこの2つが表示されなくなりました。

有効にして各項目をクリックするとF12開発者ツールが開きます。 「ソースの表示」で DOMExplorer、「要素の検査」でデバッガーが開きます。

 

Microsoft 互換性リストを使う

IE 11 と同じようなものです。
こちらのチェックをオンにしても ActiveX コントロール、ツール バー、BHO、VB スクリプトが動くようにはなりません。

デフォルトでオン

 

ローカルホスト ループバックを許可する(デバイスが危険にさらされる可能性があります)

localhost や IP を入力してローカルホストにアクセスするための項目です。

以前はレジストリから設定する必要がありました。

デフォルトでオン

 

Adobe Flash Player にローカルホスト ループバックを許可する (デバイスが危険にさらされる可能性があります)

Flash Player で使用する際、ソケット通信などを localhost で動作させたい場合で使用します。

 

拡張機能の開発者向け設定を有効にする(これによりデバイスが危険にさらされる可能性があります)

拡張機能はセキュリティ上、ストアでインストールしたり特定の条件でしかインストールや実行できません。
それでは開発できない為、条件を緩和します。

   

Web ページに無制限のメモリを使用する許可をする(デバイス全体のパフォーマンスに影響する可能性があります)

負荷が高い処理をする際使用するものだと思われます。
Web ページの処理でメモリーリークがある場合、限界までメモリを使用する可能性があるので注意が必要です。  

試験的な機能

コンポジッション
Windows.UI.Composition を使う

Windows Runtime の Windows.UI.Composition の機能を使用します。

デフォルトでオン

 

スクロールサムを単独で作成する

詳細不明。

デフォルトでオン

 

レンダリングされたサイズで画像をデコードする

画像をブラウザで描画する際、表示するサイズで画像をデコードするものだと思われます。

デフォルトでオン

 

スタイル
固定位置要素で完全なスタック コンテンツを使う

CSS などの position 絡みの修正機能

デフォルトでオン

 

制御文字を表示する

制御文字が表示できるようです。
自分の環境ではオンにしても表示されませんでした。
また、どの制御文字が表示できるかも不明です。

 

試験的な選択コントロールを有効にする

詳細不明。

デフォルトでオン

 

@-ms-viewport ルールを有効にする

CSS Device Adaptation の仕様で定義されている @viewport に基づいてつくられた IE / Edge での機能。
詳しくは以下のリンクを参照。

デバイスの適合 (Windows)

 

スクロール
スクロール プロパティを body ではなく documentElement に適応する

デフォルトで scrollTop などが body に適応されています。
オンにすると documentElement に適応されます。

 

レスポンシブ スクロールバーのスクロールを有効にする

詳細不明

デフォルトでオン

 

タッチ

タッチイベント
タッチイベントを有効にする
  • 常にオン
  • タッチスクリーンが検出された場合のみオン
  • 常にオフ(デフォルト

 

タッチに関するマウス イベント
タップ ジェスチャに応答して互換性のあるマウス イベントを発生させる
  • 常にオン
  • タッチが有効になっている場合のみオン(デフォルト
  • 常にオフ

 

MSPointer イベント インターフェースを有効にする

ペン、筆圧やタッチなど、全てのポインタを Pinter イベントの MS 独自実装 MSPointer イベントで取得できるようにします。
通常 Pinter イベント が有効になっているため、機能がオフになっています。

 

Pointer イベント インターフェースを無効にする

MSPointer イベントを試す時や、Pointer イベントを使えない状態を試すときなどに使います。

 

JavaScript

試験的な JavaScript 機能を有効にする

プレビューや一部開発中の機能を使用できるようにします。

 

バッテリー寿命を改善するために、非表示タブで1秒に1回実行するだけです。

ラベルの文言通りバッテリー寿命を改善させます。

デフォルトでオン

 

従来の setInterval 動作を使用します。

ラベルの文言通り。

 

要素のプロパティ

要素に関連付けられたラベルに hover と active の状態を伝達する

hover と active を伝達できますが、通常では動作するものではない為、使用する際は注意が必要です。

 

ユーザー補助

ハイコントラストで背景をレンダリングする

Windows の設定アプリにある簡単設定のハイコントラストで適応したものが反映されます。

デフォルトでオン

 

Media Source Extensions 

Opus オーディオ形式を有効にする

ラベルの文言通り。

デフォルトでオン

 

Enable VP9 video format
  • Always On
  • Automatic(デフォルト
  • Always Off

 

WebRTC

WebRTC 接続でローカル IP アドレスを隠す

WebRTC 関係のものを開発するため ローカル IP 隠します。

試験的な H.264/AVC サポートを有効にする

H.264/AVC を使用できるようにします。

 

Fetch API

Fetch JavaScript API を有効にする

Fetch API を使用できるようにします。

 

Web ペイメント

試験的な Web ペイメント API を有効にする

Microsoft Wallet を使用し Web 上で決済を行う機能を有効にします。

 

ネットワーク

TCP Fast Open を有効にする

ブラウザのネットワーク接続を高速化します。

 

全画面表示

標準の Fullscreen API を有効にする

CSS や API 名称、振る舞いで標準の Fullscreen API が使えるようになります。

 

 

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