Microsoft Edge の開発者向け設定 (Windows 10 / 10 Mobile Build 10586)
開発者向け設定のことについて詳しく触れていなかったので改めて。
ひとまず、Build 10240 については今閲覧できる端末がないためスキップします。
開発者向けの設定を見る
Microsoft Edge のアドレスバーに about:flags を入力すると、
開発者向けの設定項目が表示されます。
Googole Chrome でいう chrome://flags/ と同じようなものです。
設定を適用する場合
ブラウザのウインドウをすべて閉じるか、
タブすべてとじたのち、
再び Microsoft Edge を起動してください。
内容
開発者向け設定
Microsoft 互換性リストを使う
IE 11 と同じようなものです。
こちらのチェックをオンにしても ActiveX コントロール、ツール バー、BHO、VB スクリプトが動くようにはなりません。
デフォルトでオン
ローカルホスト ループバックを許可する(デバイスが危険にさらされる可能性があります)
localhost や IP を入力してローカルホストにアクセスするための項目です。
以前はレジストリから設定する必要がありました。
デフォルトでオン
試験的な機能
スタイル
固定位置要素で完全なスタック コンテンツを使う
CSS などの position 絡みの修正機能
デフォルトでオン
preserve-3d コンテンツ独立型の合成を使ってパフォーマンスを向上させる
CSS で 3D 機能を使い動きをよくする
デフォルトでオン
CSS フィルター プロパティを有効にする
CSS3 で導入された Filter エフェクトで、IE にあった DirectX の Filter と同等のものです。
デフォルトでオン
制御文字を表示する
制御文字が表示できるようです。
自分の環境ではオンにしても表示されませんでした。
また、どの制御文字が表示できるかも不明です。
スクロール プロパティを body ではなく documentElement に適応する
デフォルトで scrollTop などが body に適応されています。
オンにすると documentElement に適応されます。
タッチ
タッチイベント
タッチイベントを有効にする
- 常にオン
- タッチスクリーンが検出された場合のみオン
- 常にオフ(デフォルト)
タッチに関するマウス イベント
タップ ジェスチャに応答して互換性のあるマウス イベントを発生させる
- 常にオン
- タッチが有効になっている場合のみオン(デフォルト)
- 常にオフ
MSPointer イベント インターフェースを有効にする
ペン、筆圧やタッチなど、全てのポインタを MSPointer のイベントでとるようにさせます。
JavaScript
試験的な JavaScript 機能を有効にする
プレビューや一部開発中の機能を使用できるようにします。
要素のプロパティ
要素に関連付けられたラベルに hover と active の状態を伝達する
hover と active を伝達できますが、通常では動作するものではない為、使用する際は注意が必要です。
ユーザー補助
試験的なユーザー補助機能を有効にする
試験的なユーザー補助機能を有効にするようですが、こちらもどのシチュエーションで動作するかわかりませんでした。
WebRTC
WebRTC 接続でローカル IP アドレスを隠す
WebRTC 関係のものを開発するため ローカル IP 隠します。